【初級編】テレワーク導入に助成金を活用しよう!
本記事では中小企業でテレワーク導入を検討している方に向けてテレワーク導入に活用できる助成金・補助金の仕組みや申請のポイントを誰でも分かるように解説します!
助成金とは
国や地方自治体から支給される原則的に返済が不要な支援金のことです。
支給要件を満たして、所定の様式に従って申請を行うことでほとんどの場合、助成金が支給されます。
【助成金と補助金の違いって?】
・受給要件を満たしていれば受給できる
要件を満たして申請を出した人であれば、原則的に必ず受け取ることが出来ます。
・補助金よりは受給の難易度が低め
要件を満たしていればほぼ支給されるので、難易度は低めです。
・受給要件を満たしていても、審査あり
採択予定件数や金額が決まっているものが多く、申請を出しても受け取れない場合があります。
・支給額が助成金よりも大きい傾向がある
補助金では数百万~数億円の金額が支給される場合もあります。
助成金を申請するときの3つのポイント
Point.1 まずは情報収集から
助成金・補助金の制度は頻繁に変わるため、最新の情報を確認できるWEBを使って情報収集をしましょう。
また、助成金の種類によって受付期間が数週間しかない場合もあるので、期間内に申請が間に合いそうかも要チェックです。
Check
助成金・補助金の情報のまとめサイトがあるので、まずはそこで情報収集すると◎
Point.2 支給の対象になるか確認しよう
助成金の支給要件を満たす前段階として、会社がその助成金の対象となっているかを確認する必要があります。
以下のチェックリストを使って、助成対象に含まれているのか確認しましょう!
☑ 従業員数の支給要件を満たす
☑ 助成対処の取り組みに該当する
☑ 助成期間内の取り組みである
☑ その他要件を満たしている
Point.3 助成金・補助金のメリット・デメリットを認識しよう
融資などとは異なり返済する必要がありません。
助成金・補助金を受け取ることが出来れば事業を始める際などにリスクを抑えることが出来ます。
・労働環境が良くなる
助成金は従業員が働きやすい環境の整備や、雇用が支給要件になっていることも多く
労働環境の改善や、それに伴った企業のイメージアップにも繋がります。
・補助金・助成金は後払い
多くの補助金は後払い制になっています。
補助金は先に出るものと勘違いして資金を用意していないと事業を進められなくなってしまいます。
・受給要件を満たすことにこだわり過ぎると×
要件を満たすために組織体制を変えるなどした場合、本来の仕事に影響を与えてしまう場合も……。
テレワーク導入におすすめの助成金制度
ここではテレワーク導入に活用できるおすすめの助成金制度をご紹介します。
※期日より早く募集が終了してしまうこともあるため、お早めにお申し込みください。
【支給対象となる取り組み】
・テレワーク用通信機器(※)の導入・運用
・就業規則・労使協定等の作成・変更
・労務管理担当者に対する研修
・労働者に対する研修、周知・啓発
・外部専門家(社会保険労務士など)によるコンサルティング 等
※シンクライアント端末(パソコン等)の購入費用は対象となりますが、
シンクライアント以外のパソコン、タブレット、スマートフォンの購入費用は対象となりません。
【主な要件】
事業実施期間中に
・助成対象の取組を行うこと
・テレワークを実施した労働者が1人以上いること
【支給額】
補助率:1/2(1企業当たりの上限額:100万円)
記事を読んでもよく分からない!そんな方は迷わずこちらへ相談を!
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