【プロジェクトリーダー向け】人材確保の手段をシチュエーション別に解説!
企業が事業拡大や新規プロジェクトを立ち上げる際、『人材の確保(または雇用)』は重要視されます。雇用形態として「正社員」が一般的ですが、コロナをきっかけに働き方のバリエーションが増えましたよね。
社内で事業やプロジェクトを完遂するためには、シチュエーション毎にどんな手段が適切なのか、しっかり考える必要があります。
そこで今回は、プロジェクトを牽引するリーダーやマネージャー向けに、種類別の基本やメリット、さらにシチュエーション別にオススメな手段について解説していきます。
契約形態の種類を知ろう
正社員 【 コスト:★☆☆ クオリティ:★★☆ 】
一般的な雇用形態で、期間を定めず、会社が決めた労働時間をフルタイムで働く労働者のこと
・期間での契約ではない為、長期的な重要業務に携わってもらうことができる
・社内で業務を行うことによって、ノウハウが蓄積される
・採用費や研修費、さらに固定費(給与)がかさむ為、費用がかかる
派遣社員 【 コスト:★★☆ クオリティ:★★☆ 】
人手不足や技術者が会社にいない時などに、期間を定めて、派遣会社より派遣された労働者のこと
・即戦力となる、専門知識を持った人材を確保できる
・契約期間内かつ契約した業務の範囲であれば、ある程度の要望は柔軟に対応できる
※量や物による
・期間での契約のため、長期的なプロジェクトの場合、業務終了よりも先に契約期間が終了してしまう可能性がある
アウトソーシング 【 コスト:★★★ クオリティ:★★★ 】
業務の一部、または全てを外部の協力先会社に発注すること
アウトソーシングは大きく分けて「委託」と「請負」、2つの形態に分けられます。
・委託…仕事の「過程」を重視した契約のこと
契約で決まった業務のみを行うため、成果物が完成しなくても報酬が発生する
(ex: 経理の仕訳や商品の梱包・発送業務など)
・請負…仕事の「完成」を目的とした契約のこと
成果物を重視するため、完成するまでの方法や過程も一任できる。
(ex: ウェブサイトの制作・更新業務、広告制作など)
・経験豊富な専門業者に依頼する為、業務の質と効率がアップする
・プロジェクト予算に合わせて、専門業者を選択できる
・外部の専門業者に依頼する為、ノウハウが蓄積されない
・追加作業や問題が発生した場合に、余分に費用が発生する可能性がある
また、近年注目される「BPO」もアウトソーシングのひとつです。
・BPO…業務を一括して外部の専門業者に委託すること
(ex: 広報部を丸ごとアウトソーシングすることで、広報部を配置する必要がなくなる)
フリーランス 【 コスト:★★★ クオリティ:★★☆ 】
業務の一部や技術、コンテンツなどを、個人事業主(会社や組織に所属していない)に発注すること
・会社特有のフローが無い為、依頼から着手、納品までのスピードが早い
・企業に属さず、間接費が発生しない為、費用を抑えられる
・初見ではクオリティの担保が難しい
・会社ではなく個人とのやり取りの為、連絡が遅くなったり取れなくなる可能性がある
シチュエーション別オススメの契約形態
契約形態別の特徴をマトリクス図にしました!
さらに、求められる業務内容によってフィットする契約形態が異なる為、シチュエーション別に情報をまとめました。
Case.1 給与計算や経理、会計業務に人材が欲しい
給与計算や経理、会計業務など、日次や月次での作業が必要な業務は、ルーティーン業務に分類されます。
個人情報の保持目的やノウハウを蓄積したい場合は「正社員」、社内では抱えきれずノウハウの蓄積を必要としない場合は「委託型アウトソーシング」をオススメします。
Case.2 ウェブサイトの制作や更新業務に人材が欲しい
ウェブサイトの制作や更新業務など、単発で作業が発生する業務は、スポット業務に分類されます。
一時的に専門知識を持った人が社内に欲しい場合は「派遣社員」、クオリティを重視する場合やノウハウの蓄積を必要としない場合は「請負型アウトソーシング」をオススメします。
また、費用をなるべくかけずに作成したい場合は、「フリーランス」をオススメします。
まとめ
本記事では、プロジェクトリーダー向けにシチュエーション別に必要な契約形態について解説させていただきました。
人材確保に関してお困りごとがございましたら、以下までお問い合わせください!
https://ixmark.jp/media_form/media01/
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