同期型・非同期型クラウドストレージの違いとは?
昨今では働き方改革によって、リモートワークなど今までとは異なる働き方が日本でも普及しています。そんな中、仕事で使用するデータを社内のファイルサーバーではなく、クラウドストレージを利用する企業も増えてきています。
現在クラウドストレージサービスは数多くの種類があり、
容量やコスト面などさまざまな点で検討する必要があります。
その際に見落としがちなのが「同期型」と「非同期型」のどちらを選ぶかです。
今回は、その「同期型」と「非同期型」それぞれのメリットと活用方法を分かりやすくご紹介します。
「クラウドストレージを徹底比較」資料ダウンロード
クラウドストレージの機能や特徴を分かりやすい表で比較
忙しくて比較している暇がない!そんな方にオススメ!
【まずはじめに】同期型・非同期型クラウドストレージの違い
同期型
同期型はPCやスマホ、タブレットのローカル内のファイルの内容と、クラウドストレージ内のファイルの内容を自動的に同期してくれます。なので、どの端末でも同じ内容を反映してくれます。
例えば、PCで作成した資料を同期型のクラウドストレージに保存したとします。その後、ローカル内に残したその資料に変更を加えた場合、クラウドストレージに保存した資料も自動的に変更が加えられます。
非同期型
非同期型は上記で説明した「同期」がされないクラウドストレージです。
例えば、PCで作成した資料を非同期型のクラウドストレージに保存をしたとします。
その後、ローカル内に残した資料に変更を加えた場合、変更を加えた資料と、クラウドストレージに保存した資料を同一にするには、クラウドストレージにアクセスしてから保存をし直す必要があります。
簡単に言いますと、
「作業のバックアップ重視」なら同期型
「ファイルの保存重視」なら非同期型
ということです。
同期型のメリットと活用例
同期型のメリットは編集内容が即時に反映されるため、大人数で1つのファイルを編集することができます。
1つのファイルを別の方が開いているために編集ができないということが起きず、社内でファイルを開いている人を探す必要もありません。
例えば、部署内でのスケジュールを管理するファイルなどを業務で使用している場合には、
同期型のクラウドストレージを利用することで変更内容をすぐに可視化することができます。
また、編集内容が即時で反映されるため、作業中のファイルが落ちてしまった場合や、
ローカルファイルが破損もしくは紛失してしまったとしてもクラウド上からすぐに最新のファイルをダウンロードが可能です。
最新版のファイルがクラウド上に残っているため、データ破損のリスクを抑えることができます。
・同時編集ができるため部署内でのスケジュール管理などにおすすめ
・データをPCやタブレットなど、複数の端末から編集することが可能なので
建設業などの事務所と現場を行き来するような業界におすすめ
・削除キーの設定
Googleドライブ
代表的なサービスではGoogleドライブが有名です。
ファイルの共有ができるのはもちろん、スプレッドシートなどをオンライン上で編集できるため幅広く利用されています。
対応のファイル形式:https://support.google.com/drive/answer/37603?hl=ja
非同期型のメリットと活用例
非同期型のメリットはローカルでの編集内容がすぐには反映されないというところにあります。
非同期型のクラウドストレージの場合、ローカルから手動でアップロードを行わない限り、
クラウド上のファイルには影響を与えることができません。
使い方のイメージとしては社内サーバーのようにユーザーが必要に応じてファイルのアップロードやダウンロードを行う方法と似ています。
人的なミスやファイルの乱立などによってデータの正確性がわからないという事態を防ぐことが可能です。
そうしたときに、非同期型のクラウドストレージであれば同期がとられていないため、そうした人的ミスによるデータの紛失するリスクを最大限に抑えることができます。
・クラウド上のファイルには任意のタイミングで更新をかけたい方におすすめ
・社内サーバーやNASと同じような操作感で使用したい方におすすめ
・作業よりも保管メイン。セキュリティ重視の方におすすめ
ixMark
おすすめの非同期型のサービスはixMarkです。
【参考】ixMark:https://ixmark.jp/
ixMarkでは同じデータを同時に編集できないように排他制御機能が搭載されており、同時にファイルを編集することによって発生してしまうデータの紛失やデータの乱立を防ぐことができます。
また、使用する画面もWindowsのエクスプローラーの画面と同じであるため、誰でも簡単に操作することができます。
【さいごに】まとめ
今回はクラウドストレージの同期型・非同期型それぞれの
メリットや活用方法についてご紹介しました。
料金や格納可能なファイルのサイズなどでクラウドストレージサービスを選ぶことはもちろん重要ですが、加えて同期型・非同期型のどちらの方が自社の業務にフィットするのかを
検討材料として考えるのも良いと思います。
これからクラウドストレージの導入を考えている企業様には、ぜひ今回ご紹介した内容をもとに
最適なサービスを見つけてください。
「クラウドストレージを徹底比較」資料ダウンロード
クラウドストレージの機能や特徴を分かりやすい表で比較
忙しくて比較している暇がない!そんな方にオススメ!
この記事を書いた人
このライターの最新記事
- Web2024年10月30日データ管理を最適化するためのバックアップ戦略
- Web2024年10月21日失われたら終わり?業務データを守るためのバックアップ入門
- NEWS2024年7月29日ixMarkプレスリリース掲載のお知らせ
- Web2024年7月10日【業界別】データ共有の課題とixMarkの活用法