【簡単解説】セキュアな通信を実現するVPNとは
皆さんは「VPN」はご存知でしょうか?
最近では、リモートワークの普及により耳にする機会も増えたかと思います。
そこで、今回はVPNに関して簡単に解説致します!
【はじめに】VPNとは
「VPN」(Virtual Private Network)」とは、仮想の専用線という意味があります。
通信を暗号化することで、外部から情報を盗み見られたり、改ざんされないよう、安全に通信する技術のことです。
【知っておこう】VPNの種類
VPNは通信の速度や信頼性の異なる4種類の物があります。
こちらでは、ざっくり違いに関してご紹介いたします。
【インターネットVPN】
- コスパ :★★★★★
セキュリティ:★★☆☆☆
通信速度 :★★☆☆☆
インターネット回線を使って利用できるVPNです。
インターネットにアクセスできれば使えるため、比較的簡単かつ安価に利用することができます。
しかし、通信測度や通信品質はインターネットの回線依存の為、信頼性を重視している場合には適していません。
【エントリーVPN】
- コスパ :★★★★☆
セキュリティ:★★★★☆
通信速度 :★★☆☆☆
エントリーVPNは、一般の人が使用していない帯域(閉域網)を利用するVPNです。
閉域網とは、簡単に説明すると、「インターネットに接続していないネットワーク」のことです。
例えば、電話回線などがインターネットに接続していないネットワークとしてイメージしやすいと思います。
このように、インターネットから隔離された環境のため、外部からの侵入が出来ずインターネットVPNよりも安全性が高いです。
閉域網を利用していますが、接続回線はインターネットVPNと同様のため、混雑時に品質低下する場合があります。
【IP-VPN】
- コスパ :★★☆☆☆
セキュリティ:★★★★☆
通信速度 :★★★★★
IP-VPNは、エントリーVPNと同様に閉域網を利用するVPNです。
エントリーVPNよりも高品質なネットワークで、閉域網へ接続する為、信頼性が高く、
通信速度も安定している大きなデータのやり取りが可能になります。
その反面、従量制の場合が多い為、回線コストは高くなりやすいので注意が必要です。
【広域イーサネット】
- コスパ :★☆☆☆☆
セキュリティ:★★★★★
通信速度 :★★★★★
広域イーサーネットは、IP-VPNと同様に速い回線速度と信頼性があるVPNです。
IP-VPNと違い、IP以外の通信プロトコルを使用するため、より細かいセキュリティレベルを構築することができます。
離れた拠点を大きなLANのように構築することが可能になるため、詳細なアクセス権限を設定することも可能です。
しかし、設定の自由度が高いため、構築や管理に高度な知識が必要で、コストも高くなるデメリットもあります。
【さっくり説明】VPNの活用例
テレワークでの利用
テレワークなどで外部での業務を行っている時、
VPNを利用することで、社内サーバー等へアクセスができるようになります。
この様に、テレワークなどで利用する場合、「インターネットVPN」や「エントリーVPN」が適しています。
通常の業務では大量のデータ通信を行う機会もあまりないので、インターネット回線でも速度は十分足りると思います。
複数拠点間での通信
大きな企業になると、複数拠点間の通信や、サーバー上にある基幹システムへのアクセスが頻繁に行われることがあります。
例えば、基幹システム等のデータが多く、セキュアな通信が必要な場合は
「IP-VPN」や「広域イーサーネット」が適しています。
【さいごに】まとめ
本記事では「VPN」についてご紹介いたしました。
規模や用途によって、適しているVPNがそれぞれありますので、導入を検討している方などはぜひご活用ください!
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この記事を書いた人
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2020年からixMarkにてウェブマーケティングに携わり、Web広告やSEO対策などを経験。
幅広く情報発信できるように日々勉強中!
基本好き嫌いなくなんでもやる、なんでも食べる派です。
ついでにコスプレもしていたり・・・
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