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【2023年最新】NISA/つみたてNISAのきほん【2024年に改正】

2023年2月17日 公開

2022年末の税制改正大綱で、NISAの改正が発表されました。
この改正でNISAに対する注目度が急上昇しています。

そこで、本記事では現行NISAと2024年からのNISAついてわかりやすく解説します!
これから投資をはじめよう・新NISAについて理解したいと考えている人はぜひご覧ください!

 

 

 

【はじめに】NISA・つみたてNISAとは?

2024年に制度が変わるため注目されているNISA(ニーサ)ですが、
制度が変わる前にNISAについて簡単に押さえておきましょう!

NISA(ニーサ)は、2014年に開始した少額投資非課税制度のことです。
通常投資で儲けた利益に対して、約20%の税金がかかるところが、
NISAを使うと、利益が非課税になる大変ありがたい制度です。

 

 

 

今までのNISA・つみたてNISAをおさらいしよう

2024に現行のNISAから制度が変わるので、まずは現在のNISAを簡単におさらいしましょう。
はじめに一言でNISAと言っても、『現在』NISAには以下の3種類あります。

● 一般NISA
● つみたてNISA
● ジュニアNISA

※ジュニアNISAについては未成年を対象とした制度・2024新制度で廃止されるため本記事では割愛させていただきます。

これらのNISA口座は併用することができず、一人につき1種類のみ保有ができる決まりです。(2023年まで)

 

一般NISA

一般NISAは、毎年120万円まで非課税で投資することができる投資枠が与えられます。
その120万円の枠の内で購入した株式などからの売買益や配当金・分配金などが非課税になります。

また、投資商品を購入した年から最大5年間までの利益が非課税になります。
後述する積み立てNISAと比べ、様々な商品に投資することができるのも特徴です!

 

つみたてNISA

つみたてNISAは名前の通りつみたて投資に特化したNISAです。
一般NISAと比べ投資できる枠は年間40万と少ない代わりに、非課税の期間が最大20年と長いことが特徴です。

また、つみたてNISAで購入することできる投資商品は、金融庁が厳選した投資信託※のみです。
そのため、難しい商品選びも少なく、ハイリスクな商品も少ないため投資初心者にもおすすめです。
※投資家から集めたお金をひとつにまとめ、投資専門家が株式や債券などに投資・運用する商品のこと

購入方法は、「毎月」「毎週」「毎日」の積み立てのみで、
商品を指定し定期的に積み立てていきます。

簡単にまとめると

一般NISA つみたてNISA
購入方法 スポット購入・積立購入 積立購入
年間投資上限 120万円 40万円
非課税期間 5年 20年
購入できる商品 国内株式・外国株式・投資信託など様々 国が定めた基準を満たした投資信託

 

 

【ここから本題】何が変わる?2024年からのNISA

先ほど解説したNISAは2023年末で終了し、2024から新NISAになります。

大きなルールは同じですが、主に以下のような変更があります。

● NISA制度の恒久化
● 非課税となる期間が無制限
● 年間投資枠が大幅に拡大
● 制度の1本化され併用可能

新旧NISA比較表

2023年までのNISAと2024からの新しいNISAの違いは以下の通りになります。<>

  

2023までのNISA 2024からのNISA
一般NISA つみたてNISA 成長投資枠 つみたて投資枠
制度実施期間 2023年末まで 2042年末まで
(買付は2023年末まで)
2024年~
制度恒久化
制度の併用 不可 可能
年間投資上限 120万円 40万円 制度併用で合計360万円
240万円 120万円
最大利用可能額 600万円 800万円 1800万円
(うち成長投資枠1200万円)
非課税期間 5年間 20年間 無期限
加入可能年齢 18歳以上 18歳以上
対象商品 株式・投資信託など 投資信託
(金融庁が指定する銘柄)
株式・投資信託
(一部対象外あり)
投資信託
(金融庁が指定する銘柄)

 

新NISAの施行期間は「ずっと続く制度?」

本来NISAは、2023年、2042年までの期間限定の制度でした。
しかし、その期間がなくなり2024年からのNISAは恒久化され、
制度そのものの期限を気にすることがなくなりました。

 

新NISAの非課税期間は「無期限?」

現行のNISAでは、非課税となる期間が一般NISAが5年(※)、つみたてNISAは20年でした。
この期間より長く商品を保有し続けるには、課税口座(特定口座・一般口座)に移す、
もしくは翌年の非課税投資枠にロールオーバーする必用がありました。

2024年からの新NISAはこの非課税期間の期限がなくなり、無期限で保有し続けることができます。
そのため、いつまでも運用益非課税の恩恵を受けることができます。

 

新NISAの投資可能枠は「増額するの?」

新しいNISAでは、一般NISAと同様の「成長投資枠」で年240万円、
つみたてNISAと同様の「つみたて投資枠」で年120万円、
後述の通り、新NISAは併用が可能なため、合計で年間360万円まで投資できるようになります。

ちなみに一人が最大で利用できるNISA枠は1800万円となります。
高額・長期で商品を保有する場合は注意しておきましょう

 

新NISAの種類は「併用できる?」

2024年の新NISAでは今までの一般NISAにあたる「成長投資枠」とつみたてNISAにあたる「つみたて投資枠」の2種類があります。

2023年までのNISAでは、一般NISAかつみたてNISAのどちらか片方しか利用できませんでした。

2024年から始まる新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠の両方を併用することが可能になります。
つみたて投資枠を使って積立投資をしたり、成長投資枠を使って追加で投資したり、より投資の幅が広がります。

 

【さいごに】まとめ

NISAはそもそも税金の面で優遇された制度です。
その制度が2024年の制度改正で投資可能枠も増え、保有できる期間も無制限となり、
2023年までのNISAより多くの金額を運用できることとなります。

昨今では誰でも投資を当たり前に行う時代となっています。
せっかく投資するにはなるべくお得に済ませたいものです!

本記事を通して、投資をしない方も今回を機に投資について理解を深めていただければ幸いです。

 

 

 

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この記事を書いた人

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