【広報担当向け】インナーブランディングの具体的な施策
企業の広報活動で「インナーブランディングを導入したい!」「インナーブランディングの具体的な施策を知りたい!」と思っている方は多いのではないでしょうか。
インナーブランディングとは、『企業が社内に対して行うブランディングのこと』で、企業のブランド価値や企業理念、方向性を従業員に理解・浸透させるための活動のことをいいます。
今回の記事では、インナーブランディングの具体的な施策や気を付けるポイントを紹介していきます。
【広報担当向け】インナーブランディングの始め方をまだお読みでない方は、ぜひ前編からご一読ください!
【はじめに】インナーブランディングの施策を紹介
実際にインナーブランディングに取り組む場合、次のような5つの施策が手段として考えられます。
① 社内報
社内報とは、紙やWebなどの媒体を使って、定期的かつ継続的に会社の取り組みなどを発信することです。
社内報を通してトップの意向やメッセージを社員に伝えたり、他部署の取り組みを共有したりすることができます。
② 動画
企業の考え方や企業ブランドの歴史、ビジョンなどを動画でまとめるのも効果的です。
自社で動画を作るのが難しいのであれば、専門の会社に頼むことも視野に入れましょう。その際は、自社のブランドやビジョンについて徹底的に伝えておくことが重要です。
③ 研修
社員に対して、直接企業理念やブランド価値を伝える方法であり、それらの理解を深める良い機会となるでしょう。
ただし、回数が多いと不快感を覚える社員もいるので注意が必要です。
④ 社内イベントの開催
社内イベントは社員同士のコミュニケーションをより円滑にしたり、社員のモチベーションを上げて帰属意識を高めたりするために重要なものです。
社内イベントの内容は飲み会や社員旅行、ランチ会など多岐にわたりますが、明確な目的のもとに社内イベントを開くことが大切です。
⑤ SNSの活用
会社の公式TwitterやInstagramを用意することも、会社に良い影響をもたらします。
自社のSNSを伸ばし、認知を世間一般に広めていくことで、社員のモチベーションが上がり、そのままインナーブランディングに繋がることも考えられます。
【必見】インナーブランディングの施策で期待される効果
インナーブランディングを導入することによって、さまざまな効果が期待できます。
さまざまなインナーブランディングの施策による効果を上げていくことで最終的に社内がひとつになって、顧客満足度の上昇、売上アップ、業績アップと、大きなメリットが生まれるようになります。
実際にインナーブランディングに取り組む場合、次のような4つの効果が期待できます
仕事への誇りとモチベーションの向上
社員は自社の将来的なビジョンに対する理解度が深い状態で仕事をするようになり、やりがいを感じやすくなります。
また、誇りを持って仕事を行うようにもなり、高いモチベーションで業務をこなすようにもなります。
業務の効率と質の向上
モチベーションの高い状態で業務を行う社員が増えることで、業務効率や質の向上も期待できます。
インナーブランディングによって、もっとよい製品・もっとよいサービスを顧客に提供したいと、自然に思えるようになるからです。
社員自らブランド価値を積極的に社外発信する
インナーブランディングにより、社員は自分が働く会社に対する誇りや愛着が湧くので、顧客にも自社製品やサービスを積極的に勧めますし、アピールします。
社員の内側から自然に滲み出るような自社への思いが、顧客に伝わるのです。
顧客満足度の向上
インナーブランディングによって、これまで挙げてきた3つの効果が相乗的に大きなメリットとなり、最終的には、顧客満足度を上げることになります。
顧客は、自社の製品やサービスを愛している社員から購入したいと無意識に考えています。社員自身が誇りを持ち愛着ある製品やサービスであれば、「品質は間違いないだろう」と思うからです。
【注意】インナーブランディングで気を付けるポイント
インナーブランディングを導入する前に、気をつけておきたい3つのポイントをご紹介します。
社員に強要、強制しない
インナーブランディングは社員に強要や強制して行うものではありません。
社員側から自発的に会社に興味や関心を持ってもらうために行うように気を付けましょう。
短期間で効果を出そうとしない
インナーブランディングを導入したからといって、即日結果が出るわけではありません。
だからこそ、1回だけやって終わりにせず、定期的に何度も行うことが大切ですし、長期計画を立て、さまざまなメディアを使ってインナーブランディングを行うことが大切です。
導入したら定期的に効果計測を行う
インナーブランディングで、どのくらい社員に浸透しているかを定期的に測定吸うことも大切です。
社員ひとりひとりにしっかりと受け止めてもらえているか、定期的にアンケートで測定し、その結果から課題が上がれば、その都度修正していくことで、インナーブランディングの効果を高めていくことができるでしょう。
【さいごに】まとめ
今回は、インナーブランディングの具体的な施策と気を付けるポイントについてご紹介しました。
インナーブランディングは、社員全員が自社のブランドや価値感への理解を深めることに繋がっていきます。しかし、インナーブランディングは成果が見えるまで時間がかかりますが、長期的に取り組むことが大切です。
ぜひ企業のインナーブランディングにご活用ください!
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